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「フェアビジネス」で利益を得ることは可能か [企業経営・経済]

皆さま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

年末年始は、読もうと思って買っておいた本を数冊読むことができました。
その本にも書かれていた話しとも関連がありますが、昨年頻発した食材の虚偽表示やブラック企業の問題を考えることがありました。

おそらく、これらの事業をしている人たちは、内心悪いこととは自覚しつつも、そうしないと利益が出せずに事業が成り立たないという思いもあって、不本意ながら問題を抱える事業活動を行っているのだと思います。(そう思っていないのであれば論外ですが…。)

 ■ 「まともに残業代を支払ったら会社は潰れてしまう」はやっぱりおかしい

私も、企業側から残業代に関する相談を受けるときによく聞く話として
「まともに残業代を支払っていたら会社が潰れてしまう。」
ということを言われることがあります。

しかし、このような企業は、従業員から正規の残業代の支払いを求められたら支払わざるを得ない立場にある訳で、「まともに残業代を払ったら潰れてしまう」ような経営をしているのであれば、事業体として不健全な状態にあることは明らかです。

できるだけ早く賃金体系全体を見直して、法規に基づいて残業代を支払って正々堂々と事業できる体制を作る必要があるのです。
賃金に回せる財源が限られている場合には、個々の従業員に支払う基本給部分を低く設定しなければ、残業代を法律に基づいて支払うことはできません。加えて、基本給が安いと求人をしても人が集まらないという考えで、やむを得ず高い賃金を提示して求人を行い、採用した後はサービス残業を強いて、結果としてブラック企業の烙印を押される会社もあるのだと思います。

しかし、本当にその職場で経験できることが魅力的であれば、賃金が高くなくても向上心のある人材を集めることは不可能ではありません。一例をあげると、劇団員と言われる人たちは、薄給(時には無給)をアルバイト収入で補填しながら、何とか演劇の仕事を続けようとします。それは、その仕事が好きだから、あるいはその仕事を足掛かりにもっと上を目指すことが可能だと考えているからです。

一般の企業も同じだと思います。

あの会社に勤めれば、給料は安いが何物にも代えがたい経験ができると思えば、優秀な人材は集まるのです。数年間修業したら飛躍のきっかけがつかめると感じられ、実績も示せるような会社であれば、堂々と「薄給だけれどもやりがいのある職場です。」とアピールできるはずなのですが、どうしてそうできないのか。それは、元々その職場に魅力がないこともある場合もありますが、そこで働くことの価値を伝えられていないということもあるのだと思います。

堂々と、「給料は安くても魅力的」といえるような職場を作ることが先決ではありますが、そのような職場を作るのにお金がかかる訳ではありません。会社のトップの意識次第で職場は変えられるのです。

 ■ きちんと仕事をして適正な対価をいただく=自社の提供する価値をアピールすることが大切

また、価値をきちんと伝える必要性については、商品やサービスを提供する場合にも同じようなことがいえます。

提供する商品やサービスが購入者にとってどのような価値を持つのか。その価値が他で手に入れることができないようなものであれば、競合と競い合って価格を下げる必要もないはずなのですが、自社が提供する価値をきちんとアピールできない企業は、価格で勝負しなければならなくなり、利益を確保できずに衰退の道を歩むことになります。

私は、きちんと仕事をして適正な対価をいただくことは、事業者にとって当然の営みであり、やみくもに安く仕事をすることがだとは思いません。
技術革新などで価格を下げてもきちんと利益を確保できるのであれば問題はないのですが、やみくもにダンピングをした結果、利益を確保できずに事業を継続できなくなるというのであれば、価格破壊によって業界全体に迷惑をかけ、業界が衰退すれば、その業務を必要としている利用者にも結果として迷惑をかけることになります。

その意味で、「安いことは善」という考えは改めるべきです。
私は、今年の春から休止していた勉強会マスダアカデミーを再開する予定ですが、これからの勉強会のテーマは「フェアビジネスで適正な利益を上げる」ということを中心にしたいと考えています。

働く人が自分の仕事にやりがいを感じて豊かに暮らせる社会。そんな社会のため、多くの人たちの意識改革の一助になればと思っています。

興味のある方は、フェイスブック等でご案内しますので参加してみてください。

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