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弁護士業界勝手に解説‐司法修習生指導担当弁護士の依頼は大変 [「弁護士業界」勝手に解説]

先日から電話をかけまくっています。選挙の時期でもないのに電話をかけているのは、11月末から始まる第66期司法修習生に対する弁護修習指導担当弁護士をお引き受けいただくためです。

 『指導担当弁護士』依頼する側になってわかるその大変さ                                 
司法修習生の受け入れは、司法研修所から各地の地裁・地検・弁護士会に人数が割り振られ、受け入れる弁護士会ではその修習生の人数分の指導担当弁護士を確保する必要があります。札幌弁護士会では、伝統的に指導担当をお引き受けいただく連絡は司法修習委員長の役割で、実は、この電話かけが司法修習委員長の最大の難仕事かもしれないのです。

私も今年の4月から司法修習委員長を拝命したのですが、前の期は就任した時に既に指導担当弁護士は決まっていましたので、指導担当のお願いをするのはこれが初めてです。普段からのお付き合いの度合いでお願いを聞いてもらえるかどうかが決まる部分もあるので、断られたときには自分の仁徳のなさを感じたりして、少しへこむこともあります。

札幌弁護士会の第66期司法修習生の割り当て人数は60名ですので、最低でも60回は電話をかける必要があります。こちらとしては、指導担当をお願いしたい弁護士の空いていそうな時間帯を見計らって電話をかけるようにしてはいるのですが、それでも外出中や打ち合わせ中などの理由で話ができないことは少なくありません。

普通の電話であれば、「折り返し電話をいただきたい。」という伝言をしてその折り返しを待つという対応も可能ですが、何しろこちらからのお願いごとの電話ですから、そのような失礼なことは基本的にはできませんので、相手の弁護士が電話口に出てくれるまで何度も電話を掛け直すことになります。

そうすると、60名の指導担当弁護士を確保するために100回以上は電話をかけることになります。メールを使えるような内容であれば、相手の手が空いているかどうかは気にせずに、とりあえずメールを送って返信を待てばよいのですが、お願いの連絡なのでいきなりメールという訳にもいかず、かなり気を使うことになるのです。

 修習生の指導担当今昔                                          
そんなことで、電話をかけるのには結構エネルギーがいります。電話に出てもらえないだけでなく、電話で話をできたとしても断られることも少なからずあります。特に昨今は、指導担当をお願いする先の弁護士の方も、修習生を受け入れる余裕がなく、できれば避けたいと思っている様子がありありとうかがえますので、お願いする方も無理強いはできないという気持ちもあります。

私が修習生だった20数年前には、修習生の指導担当をお願いされるということは、仲間内からそれなりの信頼を得ているということでもあったので、名誉に感じることもあるとともに、時間的にも余裕があったので、弁護士の執務時間以外の所でも修習生との接点を持ってくれ、社会勉強をする機会も与えてもらえました。

それが、今では、司法修習生、指導担当弁護士ともに数が飛躍的に増えているため、名誉に感じるよりも負担感の方が大きいので、引き受け手を確保するのはとても難しくなってきています。

 修習生の為にも頑張ります                                          
60名のうち、半分以上の指導担当候補は趣旨を理解してご快諾いただけるのですが、残り10名を切ったころから候補者はとても少なくなり、現在も苦戦中です。

皆さんも、弁護士に電話をかけたことがある方なら分かるかもしれませんが、弁護士は自分のデスクでじっとしていることの方が少ない仕事なので、なかなか電話に出てもらえません。折り返し連絡をお願いしていても、いろいろな業務に追われてついつい電話をかけるのを忘れてしまうこともあります。

そんな事情も分かっているので、こちらも気を遣って連絡をしているのですが、二つ返事で了解してもらえると、とてもありがたい気分になります。そんなことを経験すると、同じ引き受けるなら、勿体付けずに気持ちよく引き受けることがお互いのためにプラスになることを痛感します。

勿体付けることで自分の価値が上がるように勘違いしている人もいますが、実は逆効果だということに気付いて欲しいところですが、こんな役割が自分に当たるのも、自分自身を振り返るべきということなのかと思いながら、「もうひと頑張り!」と電話かけを続けているところです。


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